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05/03/11(金)02:07:49 No.22994874
何故だろう、自分は死に近くなってるというのに落ち着いた気分だ。俺はひょっとして こうなる事を望んでいたのではないだろうか。 その顔は、まさに笑っていた。そしてしばらくして意識がぷつんと途切れたのである。
(…きて…さい)(おき…くだ…) 「!?」 誰かに呼ばれたような気がして突然目が覚めた。そこは凍った町並み。 意識が途切れる寸前に見たあの景色だ。 “ようやく目覚めましたね。スパイダーマン、いや、双葉利明。” 頭に響くその声に俺は聞き覚えがあった。 「あんた…まさか管…」 “そ…うで…私…理…です。” しかし聞こえてくる声は電波の悪いラジオのように途切れて途切れだ。 「一体どうした!何があった!」
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