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05/02/24(木)01:16:07 No.22597812
「虹裏町が…妄想の世界…だって?」
しばらくして、「」は自室に戻された。いや、閉じ込められたという表現の方が正しいだろう。 外から鍵がかけられ外に出られない状態にされていた。 「虹裏町が妄想だって…?めどいは俺の嫁で…息子の名前はとしあき…あぁくそっ! 訳わかんねぇ!そもそも陛下だっているしここは虹裏じゃ…ん、“陛下”って誰だ? 水銀燈…めどい…誰だ…思い出せない…!俺…俺は…だ、誰だっけ?」 「」の記憶からはみんなの事はおろか、自分の記憶までボロボロと崩れていった。 「ここは何処だ…俺は…誰だ…誰なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」 「」、いや、名も無い者の苦悩の叫びが部屋中に響き渡った。(続く)
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