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05/02/25(金)01:28:15 No.22622306
そして「虹裏町のことは忘れろ、全ては夢だったのだ」と何者かの声が響き虹裏町の事を忘れた「」が 病院から退院し日常の生活に戻るという結末を迎えた。 「“ある意味ハッピーENDだなぁ、まぁ死んだりしない分マシだけど。でもあのままENDでも良かったかな?”」 と彼はレスを返す。返された他のレスを見て 「“待て!もしかしたら今の俺たちも虹裏町という夢を見ていウボァ”」 というレスを見かけ苦笑する。 「そういや俺ホントに虹裏町の夢を見たんだなぁ…。」 変に感慨深くなったその時、突然強い既視感が彼を襲った。 「何だろう…この感覚、何か…もうちょっとで思い出せそうな…。」 彼は自分の記憶を手繰り既視感の原因を必死に探す。雨の中倒れている女性…生まれたばかりの赤ん坊を抱えた女性…。 しかしあと一歩のところで何かが掴めない。そうこうしているその時である。 『その記憶の事は忘れろ、全ては一時の夢だ』 彼が声のした方を向くと、猫が喋っていた。 『全てを忘れろ、それがお前の為だ』 「めどいさん…?」
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