前の部屋は事務室では無くなっており多種多様なコンソロールがひしめき、オペレーターを
始め様々な人が慌しく動く。その場にいる人員全てがこの虹裏町役場で働く職員だった。
「久し振りだから少し慌しいの、定期的に訓練はしているんじゃがなぁ。」
「ニジウラベース全設備稼働しました。町長…いや、頭領。いつでも命令をどうぞ。」
「うむ、まずはムンクとねないこ、雪の報告を聞こう。」
「ハア、私とねないこさんは全自動型ステルス偵察カメラ“双助”を数機用いて町全体の様子を探りました。」
大型モニターに町の様子を写した複数の画面が映る。
「とりあえずスクール虹裏はわはーが報告した通りじゃな。」
「ぬこのおっちゃんのみせ　これをみろ」
モニターの一角、定食屋「ぬこのおっちゃん」の店内を映したものにはきりこが映っていた。
「…!!」
きりこはおっちゃん夫婦の頭を鷲掴みにして何かを喋っている。その次の瞬間、きりこの手から
電撃のようなものが発せられ、おっちゃん夫婦はぐったりと倒れてしまった。

第三話見逃したかも　ぬふう

「ハア、おっちゃんはその後食材を届けに店にきたme君に保護されてコンビニにいます。
何故きりこがこのような凶行に及んだかは分かりません、その後きりこは行方を眩ませました。」
「つぎに　このえいぞうだ」
モニターが切り替わりスタジオが映し出される。
「ハア、NTSの件はコンビニの98さんから報告が入ってましたね。全員保護されていますが
被害にあったOSたちは全員意識不明、meさんに至っては胸部を貫かれ重体です。」
モニターにはにじうら放送局で起こった一連の惨状が映し出された。ユーゼスに胸を貫かれる
meの映像に一同は言葉も出ない。
「最後に雪、封鎖区画の様子が変わったという事だが…。」
「えぇ、それも最悪の事態に。…封鎖区画が消滅しました。」
雪さんの発言に一同がどよめく。
「原因は全く不明ですが、先の事例に何か関する可能性があります。」
「…まずはユーゼス、きりこ、孔明の発見を最優先に行動しましょう！
まだ被害にあった皆さんや消えた町の皆が死んだわけではありません！」

趙子龍が沈んだ皆を励ますかのように大声で喋る。
「そうわはー！考えるより動くわはー！」
「うむ、十傑集…再始動じゃ。」
「ハア、3手に分かれてその3人を探しましょう。」
「すまんがワシはmeの様子を見にコンビニへ行く。9人残るから丁度3手に別れるじゃろ。」
「しかし、お父様とはいえ一人で…。」
「心配するでない。“衝撃の陛下”はまだ健在じゃ。さ、別れるぞ。」
「では…雪はマナマナさんとわはーさんとできりこさんを探します。」
雪さんは皆に一礼をしてわはーとマナマナと共にそのまま司令室を出た。
「では私は2番さんと…」
「おぉっと子龍、俺とムンクでユーゼスを探しに行こうぜ。」
「は？阿部さん…いや…私は……。」
2番たんと組もうとした子龍だったが阿部に引きずられてそのまま行ってしまった。

「では私と2番さん、ねないこさんで孔明を探す事になりますね。」
「そうときまれば　さっさとさがそう」
2番たんとねないこを自転車に乗せた危いは器用に階段を駆け上がっていった。
「…再び相棒が必要な時がまた来るのかもしれんな。」
一人残った陛下は自分の席のモニターのある1点を見つめていた。
機体ドックに映る、自身のかつての愛機を。
「ヘイカリオン…お主はどう思う？」（続く）

今日は静かな展開だ・・・嵐の前の静かさか

>前の部屋は事務室では無くなっており多種多様なコンソロールがひしめき、オペレーターを
>始め様々な人が慌しく動く。その場にいる人員全てがこの虹裏町役場で働く職員だった。
大英図書館(ROD)思い出したとです…
この職場に勤めててよかったと心底思えるとです…

これからの展開が凄く楽しみだ
がんばれー

サブストーリー
http://img.2chan.net/b/res/21776484.htm
今回はサブストーリーがメインのような気がする…

子龍…お前まさか…二番たんとフラグを立てようと！？

>子龍…お前まさか…二番たんとフラグを立てようと！？
許せねぇ…　あんたは今！　再び!　俺の心を裏切った！