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しもんきん05/02/06(日)01:38:38 No.23160317
「鞭打で怯ませ隙を作り、ミドルキックを急所に叩き込む…大体の相手ならこれでノックダウンね…。でもぉ…私を!誰だと思っているのかしらぁ!ハロワの女なのよ!「」さんととしあき君にまともな道を歩ませる事が出来るのは他の誰も無い私なのよぉ!私だけがぁ!アハハハハハハハ!!」 きりこが足元のバールを拾いめどいににじりよる。その目にはもはや執念と狂気しか孕んでいなかった。 「(予想外のダメージにきりこさんの頭が既にキレています…まずい事になりました。)」 後ずさるめどい、迫るきりこ。その時、めどいの足元に何かが当たった。さっき飛ばされた自分のバールだ。 「二人の将来の為に…消えて頂戴ぃぃぃっっ!!!」 きりこがバールを構えたその時、めどいが素早く足元のバールを拾いきりこが振り下ろすより早く 相手のデコにバールを打ち下ろした。 しかしめどいの手の感触に手ごたえは無い。 「…思ったより“やる”。双葉めどい、油断ならぬ相手のようだな。」 「え…。」 きりこの顔は割れており、割れた部分からは暗闇が覗いていた。 「あなたは…きりこさんじゃない、誰ですか。」 「さぁ…誰かしらね?」(続く)
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