二次元裏@ふたば 虹裏町探訪記番外編スクリプト「虹裏町最期の日」
第一話「始まりは曇天と共に」
「そうか…君の願いは子供でもある腹違いの兄妹が互いに愛し合わないようにする。
その為に二人の記憶を操作するという事か。」
「頼む!どんな事でもやる!だから!だから!」
「よかろう。その意気があるなら君に力を与えよう。」
これは…あの時の…

「さ…に管#%&$@*が黙…いな…ぞ?」
「もはや…裏町は管#%&$@*の手から離…すぎ…る。我々くぁwせdrftgy…が管#%&$@*に
取って代わりこの…を……する。」
「そうだ、我々くぁwせdrftgyがこの…裏町、ひいては双……全体を…するのだ。」
誰だ…こいつ等は…

「こいつにはその一端を担ってもらう。」
「!?……夢で寝汗ビッショリ、スパイダーマン!」
スパイダーマンがハッと目覚める。よほど嫌な夢でも見たのか寝汗でスーツがビッショリだ。
糸で作った自作ハンモックから降りて替えのスーツに着替える。スーツを脱いだ瞬間
彼、“スパイダーマン”は“双葉利明”に戻る。屋根裏部屋には以前としあきに入られたことがあるので
念を押して鍵を設けることにした。もし不意に誰かが来てもこの姿を見られる事はないだろう。
寝汗を拭いながらふと考える、俺はこのままスパイダーマンとして一生を過ごしていいものかと。
祖父として接さなくていいものかと。だが、今の俺にはそんな勇気はない。
俺の犯した罪は到底購えるものではないからだ。だからまだこのままでいいのだろう。
新しいスーツに着替えて屋根裏部屋を出た。

虹裏町役場・町長室
「ふぅむ、“ゲーセン「アームたん」にて荒らし行為、犯人捕まりアク禁”…。」
役場の町長室では陛下が茶を飲みながら朝の新聞を眺めていた。
「“「ルーレットスレうぜぇ」との供述”…か。最近の町の様子には困ったもんじゃ。
わざわざ構う必要などないのにのぅ、E&Eは昔の話…か。」
「あんまり ぼやいても しかたがない」
何処からとも無く白い影が部屋に現われる。十傑集が一人、幻惑のねないこだ。
「…ねないこか。すまんの、年寄りは愚痴が多くて。わざわざ朝から来たと言う事は…。」
「まちのようすが なにかへんだ」
「何じゃと?」
「いつにもまして ちゅうがおおい ここさいきん とくに」
「…この町に何かが起きておるのやもしれん。ムンクと共に少し探りを入れてくれ。」
「わかった」
ねないこはは霧が晴れるように消えていった。
「さて、これが杞憂であればいいが…。」
陛下が窓の外に目をやるとナロー色の曇り空が空を覆っていた。
この町の現状を表すかのように重く、澱んで。
スクール虹裏
「やっと終った~。…腹減ったなぁ。」
4時間目が終った事を示す鐘が鳴り机に突っ伏すとしあき。丁度良くお腹がグゥと鳴った。
「はい!じゃあ給食の時間だから、みんなテキパキと準備して早く食べましょうね~。」
舟木先生がポンと手を叩き給食の準備を促し、当番に当たる生徒が割烹着を着て給食を取りに行った。
「ちょいあちょいあ~。(訳:としあき君ってよほどお腹が空いてたみたいだね)」
机を給食の班別に動かしながらちょいあがとしあきに話し掛ける。
ちょいあはとしあきの3つ上なのだがとある事情により3年間学校を欠席していた。
普通復帰すれば5年生になるのだがちょいあ自身の希望と陛下の計らいにより
2年生からやり直していた。なのでとしあきとは学年が同じなのである。
「いや、今朝は新聞配達のバイトだったから朝から体力使いすぎてさ…。」
「ちょいちょ、ちょちょいあ。(訳:今日はパンの日だったから、としあき君にパンあげる)」
「いいの?」
「ちょいあちょいあ。(朝からがんばったゴホウビだよ。)」
「あ、ありがと…。」
顔を赤くして答えるとしあき。そんな教室にドアを開けて誰か入ってきた。
「フフ…。」
扇を優雅に仰ぎながら入ってくるスーツ姿の男、この学校の校長である諸葛孔明だ。
「あら、校長先生。たしか仕事で出張なされてたのでは?」
「フフ…あれ位私の策ですぐに終りましたよ。」
舟木先生の質問を返しつつとしあきの所へ近づいてくる。
「あ、校長先生こんにちは。」
「双葉としあき、「」とめどいの間に生まれた子、8歳ながら高いバイタリティを持つ虹裏町希望の存在。」
「校長先生…?」
孔明の様子がどこかおかしい事を微妙に感じ取るとしあき。
「だが…それもここまでだ。」
孔明が隣に居たちょいあの頭をおもむろに掴み手から何かを発する。
「ちょっ、ちょいあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「ちょいあさん!」

虹裏町封鎖区域までの道を駆けていく雪さん。
「(なにか…いつもとは違う嫌な感じが…杞憂であればいいのですが。)」
月1程度のペースで閉鎖区画の様子を見に行っているのだが今回はどこかおかしい、何か胸騒ぎがする。
息を切らしながらも現場に付いた雪さん。
「…ふぅ。ッ!?…封鎖区画が…消えている…そんな…事が…。」
その場に呆然と立ち尽くす雪さん。区画があるはずの眼前の風景には何も無かった。
人っ子一人、建物一つさえ。
12年前のあの日のように、何もかも消えていた。(続く)
あれ?封鎖地区本当に消えてない? >「そうか…君の願いは子供でもある腹違いの兄妹が互いに愛し合わないようにする。
>その為に二人の記憶を操作するという事か。」

つくづく罪な男 双葉利明!
いったい何が始まるんだ?? 実は封鎖区画は年始にちょっとだけ時間が動いたのだ。 あぁ、またやったよ…
と言う事で再びスクリプトです。今回はimg側にサイドストーリーを
立てました
今回はかなり長丁場になると思うのでその辺よろしくお願いします

一話サブストーリー
http://img.2chan.net/b/res/21704314.htm
としあき…波乱万丈な人生を歩んでるな… ヤバイ…最初から鳥肌モノだ。 な ん だ こ の 急 展 開 は ! 今回は
11~13までのログ消滅→15まで復活→消滅、imgとdatに分かれる
の流れに沿って書いてます。この流れを頭に入れるとわかりやすいかもしれませんね
>かなり長丁場に
期待してます。頑張ってください。
す、スパイダーマンが利明だったと今気づいた男!


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画像ファイル名:1106239321424.jpg-(38548 B)サムネ表示
38548 B05/01/21(金)01:42:01 No.22272610
虹裏町探訪記番外編スクリプト「虹裏町最期の日」
第一話「始まりは曇天と共に」
「そうか…君の願いは子供でもある腹違いの兄妹が互いに愛し合わないようにする。
その為に二人の記憶を操作するという事か。」
「頼む!どんな事でもやる!だから!だから!」
「よかろう。その意気があるなら君に力を与えよう。」
これは…あの時の…

「さ…に管#%&$@*が黙…いな…ぞ?」
「もはや…裏町は管#%&$@*の手から離…すぎ…る。我々くぁwせdrftgy…が管#%&$@*に
取って代わりこの…を……する。」
「そうだ、我々くぁwせdrftgyがこの…裏町、ひいては双……全体を…するのだ。」
誰だ…こいつ等は…

「こいつにはその一端を担ってもらう。」
05/01/21(金)01:42:29 No.22272637
「!?……夢で寝汗ビッショリ、スパイダーマン!」
スパイダーマンがハッと目覚める。よほど嫌な夢でも見たのか寝汗でスーツがビッショリだ。
糸で作った自作ハンモックから降りて替えのスーツに着替える。スーツを脱いだ瞬間
彼、“スパイダーマン”は“双葉利明”に戻る。屋根裏部屋には以前としあきに入られたことがあるので
念を押して鍵を設けることにした。もし不意に誰かが来てもこの姿を見られる事はないだろう。
寝汗を拭いながらふと考える、俺はこのままスパイダーマンとして一生を過ごしていいものかと。
祖父として接さなくていいものかと。だが、今の俺にはそんな勇気はない。
俺の犯した罪は到底購えるものではないからだ。だからまだこのままでいいのだろう。
新しいスーツに着替えて屋根裏部屋を出た。

虹裏町役場・町長室
「ふぅむ、“ゲーセン「アームたん」にて荒らし行為、犯人捕まりアク禁”…。」
役場の町長室では陛下が茶を飲みながら朝の新聞を眺めていた。
「“「ルーレットスレうぜぇ」との供述”…か。最近の町の様子には困ったもんじゃ。
わざわざ構う必要などないのにのぅ、E&Eは昔の話…か。」
05/01/21(金)01:42:47 No.22272653
「あんまり ぼやいても しかたがない」
何処からとも無く白い影が部屋に現われる。十傑集が一人、幻惑のねないこだ。
「…ねないこか。すまんの、年寄りは愚痴が多くて。わざわざ朝から来たと言う事は…。」
「まちのようすが なにかへんだ」
「何じゃと?」
「いつにもまして ちゅうがおおい ここさいきん とくに」
「…この町に何かが起きておるのやもしれん。ムンクと共に少し探りを入れてくれ。」
「わかった」
ねないこはは霧が晴れるように消えていった。
「さて、これが杞憂であればいいが…。」
陛下が窓の外に目をやるとナロー色の曇り空が空を覆っていた。
この町の現状を表すかのように重く、澱んで。
05/01/21(金)01:43:17 No.22272670
スクール虹裏
「やっと終った~。…腹減ったなぁ。」
4時間目が終った事を示す鐘が鳴り机に突っ伏すとしあき。丁度良くお腹がグゥと鳴った。
「はい!じゃあ給食の時間だから、みんなテキパキと準備して早く食べましょうね~。」
舟木先生がポンと手を叩き給食の準備を促し、当番に当たる生徒が割烹着を着て給食を取りに行った。
「ちょいあちょいあ~。(訳:としあき君ってよほどお腹が空いてたみたいだね)」
机を給食の班別に動かしながらちょいあがとしあきに話し掛ける。
ちょいあはとしあきの3つ上なのだがとある事情により3年間学校を欠席していた。
普通復帰すれば5年生になるのだがちょいあ自身の希望と陛下の計らいにより
2年生からやり直していた。なのでとしあきとは学年が同じなのである。
「いや、今朝は新聞配達のバイトだったから朝から体力使いすぎてさ…。」
「ちょいちょ、ちょちょいあ。(訳:今日はパンの日だったから、としあき君にパンあげる)」
「いいの?」
「ちょいあちょいあ。(朝からがんばったゴホウビだよ。)」
05/01/21(金)01:43:45 No.22272702
「あ、ありがと…。」
顔を赤くして答えるとしあき。そんな教室にドアを開けて誰か入ってきた。
「フフ…。」
扇を優雅に仰ぎながら入ってくるスーツ姿の男、この学校の校長である諸葛孔明だ。
「あら、校長先生。たしか仕事で出張なされてたのでは?」
「フフ…あれ位私の策ですぐに終りましたよ。」
舟木先生の質問を返しつつとしあきの所へ近づいてくる。
「あ、校長先生こんにちは。」
「双葉としあき、「」とめどいの間に生まれた子、8歳ながら高いバイタリティを持つ虹裏町希望の存在。」
「校長先生…?」
孔明の様子がどこかおかしい事を微妙に感じ取るとしあき。
05/01/21(金)01:44:54 No.22272777
「だが…それもここまでだ。」
孔明が隣に居たちょいあの頭をおもむろに掴み手から何かを発する。
「ちょっ、ちょいあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「ちょいあさん!」

虹裏町封鎖区域までの道を駆けていく雪さん。
「(なにか…いつもとは違う嫌な感じが…杞憂であればいいのですが。)」
月1程度のペースで閉鎖区画の様子を見に行っているのだが今回はどこかおかしい、何か胸騒ぎがする。
息を切らしながらも現場に付いた雪さん。
「…ふぅ。ッ!?…封鎖区画が…消えている…そんな…事が…。」
その場に呆然と立ち尽くす雪さん。区画があるはずの眼前の風景には何も無かった。
人っ子一人、建物一つさえ。
12年前のあの日のように、何もかも消えていた。(続く)
05/01/21(金)01:47:55 No.22272903
あれ?封鎖地区本当に消えてない?
05/01/21(金)01:49:12 No.22272953
>「そうか…君の願いは子供でもある腹違いの兄妹が互いに愛し合わないようにする。
>その為に二人の記憶を操作するという事か。」

つくづく罪な男 双葉利明!
05/01/21(金)01:49:19 No.22272958
いったい何が始まるんだ??
05/01/21(金)01:49:45 No.22272969
実は封鎖区画は年始にちょっとだけ時間が動いたのだ。
05/01/21(金)01:50:02 No.22272981
あぁ、またやったよ…
と言う事で再びスクリプトです。今回はimg側にサイドストーリーを
立てました
今回はかなり長丁場になると思うのでその辺よろしくお願いします

一話サブストーリー
http://img.2chan.net/b/res/21704314.htm
05/01/21(金)01:51:48 No.22273051
としあき…波乱万丈な人生を歩んでるな…
05/01/21(金)01:52:55 No.22273093
ヤバイ…最初から鳥肌モノだ。
05/01/21(金)01:56:30 No.22273229
な ん だ こ の 急 展 開 は !
05/01/21(金)01:56:41 No.22273237
今回は
11~13までのログ消滅→15まで復活→消滅、imgとdatに分かれる
の流れに沿って書いてます。この流れを頭に入れるとわかりやすいかもしれませんね
05/01/21(金)02:01:31 No.22273451
>かなり長丁場に
期待してます。頑張ってください。
05/01/21(金)02:12:32 No.22273965
す、スパイダーマンが利明だったと今気づいた男!


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